公開日:2021/06/15 最終更新日:2021/06/16

JVN#57524494
複数のイーシーキューブ製 EC-CUBE 用プラグインにおける複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

株式会社イーシーキューブが提供する複数の EC-CUBE 用プラグインには、複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2021-20742

  • EC-CUBE 3.0 用プラグイン「帳票出力プラグイン」 バージョン1.0.1 より前のバージョン
CVE-2021-20743
  • EC-CUBE 3.0 用プラグイン「メルマガ管理プラグイン」 バージョン1.0.4 より前のバージョン
CVE-2021-20744
  • EC-CUBE 3.0 用プラグイン「カテゴリコンテンツプラグイン」 バージョン1.0.1 より前のバージョン
開発者によると、本脆弱性は EC-CUBE 3.0.0 から 3.0.8 の環境でのみ発生し、EC-CUBE 3.0.9 以降では発生しないとのことです。

詳細情報

株式会社イーシーキューブが提供する複数の製品には、次に挙げる複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20742
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L 基本値: 7.1
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.8
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20743
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20744
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品で作成された EC サイトにおいて、攻撃者が特定の入力欄にスクリプトを入力することにより、EC サイトの管理者のウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20742
  • 攻撃者が当該製品のユーザを細工したページに誘導し、特定の操作を実行させることにより、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20743
  • 攻撃者が当該製品の管理者またはユーザを細工したページに誘導し、特定の操作を実行させることにより、管理者またはユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20744

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社イーシーキューブ 該当製品あり 2021/06/15

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告 JPCERT-AT-2021-0028
複数のEC-CUBE 3.0系用プラグインにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性に関する注意喚起
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-20742
CVE-2021-20743
CVE-2021-20744
JVN iPedia JVNDB-2021-000051

更新履歴

2021/06/15
[関連文書] を追加しました。
2021/06/16
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