公開日:2008/08/12 最終更新日:2009/05/28

JVN#66077895
ウイルスセキュリティおよびウイルスセキュリティZERO におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ソースネクストが提供するウイルスセキュリティおよびウイルスセキュリティZERO には、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ウイルスセキュリティ バージョン 9.5.0173 およびそれ以前
  • ウイルスセキュリティZERO バージョン 9.5.0173 およびそれ以前

詳細情報

ソースネクストが提供するウイルスセキュリティおよびウイルスセキュリティZERO はウイルス対策ソフトです。ウイルスセキュリティおよびウイルスセキュリティZERO には、ファイルのスキャン処理において細工された圧縮ファイルを適切に処理できないために、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。

想定される影響

細工された圧縮ファイルを当該製品でスキャンした場合、当該製品が機能しなくなり、以降のファイルのスキャンなどが行われなくなる可能性があります。

対策方法

アップデートする
ベンダが提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
ソースネクスト 該当製品あり 2008/08/12

参考情報

  1. IPA
    「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.08.12における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。

報告者: (株)フォティーンフォティ技術研究所 鵜飼 裕司 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-4429
JVN iPedia JVNDB-2008-000050

更新履歴

2009/05/28
関連文書に CVE を追加しました。