公開日:2010/10/20 最終更新日:2010/10/20
      
        JVN#68536660
        Archive Decoder における実行ファイル読み込みに関する脆弱性
              
      
      Archive Decoder には、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在します。
- Archive Decoder Ver.1.23 およびそれ以前
Archive Decoder は、複数の圧縮ファイル形式に対応した、圧縮ファイルの展開を行うソフトウェアです。Archive Decoder は圧縮ファイルを展開する際に、特定の実行ファイルを読み込みます。Archive Decoder には、実行ファイルを読み込む際のファイル検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性が存在します。
プログラムを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
開発者によると、SFX モジュールにも同様の脆弱性が含まれていたとのことで、2010/10/19 に修正版がリリースされています。
2010.10.20における脆弱性分析結果
| 評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 | 
|---|---|---|
| 攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 | 
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| 認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 | 
 | 
| 攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される | 
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| 攻撃の難易度 | 専門知識や運がなくとも攻撃可能 | 
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この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 塩月 誠人 氏
| JPCERT 緊急報告 |  | 
| JPCERT REPORT |  | 
| CERT Advisory |  | 
| CPNI Advisory |  | 
| TRnotes |  | 
| CVE | CVE-2010-3160 | 
| JVN iPedia | JVNDB-2010-000044 | 





























