公開日:2016/06/07 最終更新日:2016/06/08

JVN#74659077
TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) の拡張子直接アクセス禁止機能における制限回避の脆弱性

概要

TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) はブラウザからのリクエストに対し、任意の拡張子をもつコンテンツへのアクセスを制限する機能を備えていますが、細工されたパスを与えられた場合、当該機能が機能しません。

影響を受けるシステム

  • TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) 2.0.0.1 から 2.0.6.1 まで

詳細情報

株式会社エヌ・ティ・ティ・データが提供する TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) は、ウェブアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワークです。TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) はブラウザからのリクエストに対し、任意の拡張子をもつコンテンツへのアクセスを制限する機能を備えていますが、細工されたパスを与えられた場合、当該機能が機能しません。

想定される影響

アプリケーションの実装により異なりますが、遠隔の第三者によって、当該製品が動作しているサーバ上の情報を取得されるなどの可能性があります。

対策方法

修正モジュールを適用する
開発者は、TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) 2.0.0.1 から 2.0.6.1 までのバージョン向けに修正モジュール (PI-SJW-261-1) をリリースしています。
開発者が提供する情報をもとに、修正モジュールを適用してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
アライドテレシス株式会社 該当製品無し 2016/06/07
サイボウズ株式会社 該当製品無し 2016/06/07
ジェイティ エンジニアリング株式会社 該当製品無し 2016/06/07
富士通株式会社 該当製品あり 2016/06/07
日本電気株式会社 該当製品無し 2016/06/07
日立 該当製品無し 2016/06/07
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 該当製品あり 2016/06/07 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ の告知ページ
株式会社リコー 該当製品無し 2016/06/07

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N
基本値: 3.7
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:N/A:N
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2016-1183
JVN iPedia JVNDB-2016-000098

更新履歴

2016/06/08
日本電気株式会社のベンダステータスが更新されました