公開日:2013/02/21 最終更新日:2013/02/21

JVN#75585394
NEC Universal RAID Utility におけるアクセス制限不備の脆弱性

概要

NEC が提供する Universal RAID Utility には、アクセス制限不備の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Universal RAID Utility Ver1.40 (Windows版) Rev 680 およびそれ以前
  • Universal RAID Utility Ver2.31 (Windows/Linux/VMware ESX版) Rev 1492 およびそれ以前
  • Universal RAID Utility Ver2.5 (Windows/Linux/VMware ESX版) Rev 2244 およびそれ以前

詳細情報

NEC が提供する Universal RAID Utility は、RAID コントローラの管理ツールです。Universal RAID Utility には、アクセス制限不備の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品で管理しているハードディスクに対して、任意の操作が実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • 52805/TCP へのアクセスを制限する

ベンダ情報

ベンダ リンク
日本電気株式会社 Universal RAID Utilityにおけるアクセス制限不備の脆弱性

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2013.02.21における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: さくらインターネット株式会社 開発部

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-0706
JVN iPedia JVNDB-2013-000012