公開日:2013/06/11 最終更新日:2013/06/11

JVN#79301570
Angel Browser における WebView クラスに関する脆弱性

概要

Angel Browser には、WebView クラスに関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Android OS 1.6 から 2.1 向けの Angel Browser 1.47b およびそれ以前
  • Android OS 2.2 から 2.3.4 向けの Angel Browser 1.62b およびそれ以前
  • Android OS 3.0 から 4.0.3 向けの Angel Browser 1.68b およびそれ以前
  • Android OS 4.1 以降向けの Angel Browser 1.76b およびそれ以前

詳細情報

Angel Browser は、Android 向けのウェブブラウザです。Angel Browser には、WebView クラスに関する脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザが、他の不正な Android アプリケーションを使用した場合、当該製品のデータ領域にある情報が漏えいする可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2013.06.11における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 設定の変更など、積極的なユーザ動作が必要
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

分析結果のコメント

当該製品が持っている情報の取得を目的として作成されたアプリケーションを、ユーザが自らインストールすることを想定しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 望月 岳 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-3642
JVN iPedia JVNDB-2013-000055