公開日:2011/07/15 最終更新日:2011/07/21

JVN#86220950
Google 検索アプライアンスにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Google が提供する Google 検索アプライアンスには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Google 検索アプライアンス 5.0 より前のバージョン

詳細情報

Google が提供する Google 検索アプライアンスは、イントラネットやウェブサイトのコンテンツを検索する機能を提供する製品です。Google 検索アプライアンスには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとにアップデートを行ってください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2011/7/15 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.07.15における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: ネットエージェント株式会社 長谷川 陽介 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-1339
JVN iPedia JVNDB-2011-000054

更新履歴

2011/07/21
関連文書に CVE を追加しました。