公開日:2012/07/30 最終更新日:2012/07/30

JVN#90389651
複数のウェブブラウザにおける Transfer-Encoding ヘッダの処理に関する脆弱性

概要

複数のウェブブラウザには、Transfer-Encoding ヘッダの処理に関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Internet Explorer 7 およびそれ以前
  • Mozilla Firefox

なお、本脆弱性は Mozilla Firefox 1.5 にて存在することが確認されています。

詳細情報

複数のウェブブラウザには、Transfer-Encoding ヘッダの処理に関する脆弱性が存在します。プロキシサーバ経由で、悪意のあるウェブサイトを閲覧すると、HTTP レスポンス の一部を、別のサーバからの返答と誤認してしまう可能性があります。

想定される影響

悪意のあるウェブサイトを閲覧することにより、他ドメインのレスポンス中にスクリプトを混入される可能性があります。

対策方法

アップグレードする
開発者が提供する情報をもとに、製品を最新版にアップグレードしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
Mozilla Foundation 不明 2012/07/30
マイクロソフト株式会社 該当製品あり 2012/07/30

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2012/07/30 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 奥 一穂 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia JVNDB-2012-000009