公開日:2018/03/29 最終更新日:2018/03/29

JVN#93397125
WZR-1750DHP2 における複数の脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供する WZR-1750DHP2 には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WZR-1750DHP2 ファームウエア Ver.2.30 およびそれ以前

詳細情報

株式会社バッファローが提供する WZR-1750DHP2 は無線 LAN ルータです。WZR-1750DHP2 には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 認証欠如の問題 (CWE-306) - CVE-2018-0554
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C 基本値: 8.3
  • バッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2018-0555
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.0
    CVSS v2 AV:A/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.4
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2018-0556
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品が接続しているネットワークにアクセス可能な第三者によって、当該製品上で任意のコマンドが実行される - CVE-2018-0554
  • 当該製品にログインした状態のユーザに細工されたファイルを読み込ませることで、任意のコードが実行される - CVE-2018-0555
  • 当該製品が接続しているネットワークにアクセス可能な第三者によって、当該製品上で任意のコマンドが実行される - CVE-2018-0556

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社バッファロー 該当製品あり 2018/03/29 株式会社バッファロー の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-0554
CVE-2018-0555
CVE-2018-0556
JVN iPedia JVNDB-2018-000027