JVN#93699304
PhishWall クライアント Internet Explorer版のインストーラにおける任意の DLL 読み込みに関する脆弱性
PhishWall クライアント Internet Explorer版のインストーラには、任意の DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。
- PhishWall クライアント Internet Explorer版 Ver. 3.7.13 およびそれ以前のインストーラ
株式会社セキュアブレインが提供する PhishWall クライアント Internet Explorer版は、不正送金やフィッシング対策用のソフトウェアです。PhishWall クライアント Internet Explorer版のインストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、意図しない DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。
開発者によると、当該製品のインストーラは 2016年8月時点での Hotfix を適用した Install Shield で作成したものであり、最新の Hotfix を適用した Install Shield にて、本脆弱性に対応できることを確認しているとのことです。Hotfix の詳細については「Best Practices to Avoid Windows Setup Launcher Executable Issues」を参照してください。
インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
最新のインストーラを使用する
開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用してください。
なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラの起動時のみのため、既存のユーザは PhishWall クライアント Internet Explorer版をアップデートする必要はありません。
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
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株式会社セキュアブレイン | 該当製品あり | 2017/03/22 | 株式会社セキュアブレイン の告知ページ |
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Flexera Software Knowledge Article 000019593
Best Practices to Avoid Windows Setup Launcher Executable Issues
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) |
攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) |
機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
分析結果のコメント
ユーザのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者の意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: NTTコミュニケーションズ株式会社 東内 裕二 氏、合同会社セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワーク 吉田 英二(Eiji James Yoshida) 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2017-2130 |
JVN iPedia |
JVNDB-2017-000049 |