公開日:2012/08/23 最終更新日:2012/08/23

JVNVU#582879
Open Technology Real Services にクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Open Technology Real Services には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • OTRS Help Desk 2.4.13 より前のバージョン
  • OTRS Help Desk 3.0.15 より前のバージョン
  • OTRS Help Desk 3.1.9 より前のバージョン
  • OTRS ITSM 3.1.6 より前のバージョン
  • OTRS ITSM 3.0.6 より前のバージョン
  • OTRS ITSM 2.1.5 より前のバージョン

詳細情報

Open Technology Real Services には、メール本文の処理に問題があり、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性を使用して Internet Explorer 上でスクリプトを実行する攻撃コードが公開されています。

想定される影響

細工されたメールを読む込むことで、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとにアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
OTRS Security Advisory 2012-01

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#582879
    Open Technology Real Services cross-site scripting vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.08.23における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-2582
JVN iPedia