公開日:2022/03/08 最終更新日:2022/04/15
JVNVU#90673830
WPS Office for Windows のインストーラにACL設定不備の脆弱性
WPS Office for Windows のインストーラには、ACL設定不備の脆弱性が存在します。
- WPS Office for Windows、v11.2.0.10258 より前のバージョン
WPS Office for Windows のインストーラは、インストール時に Windows サービスを登録します。Windows サービスに登録される実行ファイルは、管理者権限で実行されます。
この実行ファイルが置かれるディレクトリには、適切なACLが設定されていません (CWE-276)。
管理者権限を持たない一般ユーザが、当該製品のインストールディレクトリ内のファイルを改変したり任意のファイルを置いたりすることが可能です。
結果として、管理者権限を取得される可能性があります。
当該製品をアップデートする
当該製品を最新バージョンにアップデートしてください。
開発者によると、バージョン v11.2.0.10258 において本脆弱性の修正を行なっているとのことです。
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
---|---|---|---|
キングソフト株式会社 | 該当製品無し | 2022/04/13 |
ベンダ | リンク |
WPS Office Software | WPS Office for Windows |
Update Features of WPS Office on 08/06/2021 |
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値:
7.8
CVSS v2
AV:L/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P
基本値:
4.3
この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Mohammed Hadi 氏
- 2022/03/09
- [参考情報]を更新しました。
- 2022/03/22
- キングソフト株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2022/04/15
- キングソフト株式会社のベンダステータスが更新されました