公開日:2015/09/10 最終更新日:2015/09/10

JVNVU#92722213
Impero Education Pro に複数の脆弱性

概要

Classroom Management Software である Impero Education Pro には、暗号化および認証を適切に行わないため、遠隔からのコード実行を可能にする脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Impero 5008 およびそれ以前

詳細情報

暗号鍵がハードコードされている問題 (CWE-321) - CVE-2015-5997

CBC モードでランダムな初期化ベクトル (IV) を使用しない問題 (CWE-329)
Impero は AES-128 CBC に基づいて独自に実装した暗号プロトコルを使用しています。しかし、この AES の実装において、ハードコードされた暗号鍵と初期化ベクトル (IV) が使用されています。また、これらの値にはいずれも 文字列 "Imp3ro" の SHA512 ハッシュに由来する値が使用されています。インストールされた Impero 製品のすべてにおいて、ハードコードされた同じ暗号値が使用されるため、攻撃者はパケットを復号することができます。

認証不備 (CWE-287) - CVE-2015-5998
クライアントの認証は、"-1|AUTHENTICATE\x02PASSWORD" というメッセージを送信するだけで行われます。暗号を解読できればメッセージのスプーフィングは容易であるため、この方法では正しい認証を行えません。
攻撃者が認証を経た場合、Impero を介してコマンドを実行する可能性があります。

想定される影響

遠隔の攻撃者によって、Impero が動作しているマシン上でコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
本脆弱性は Impero 5105 で修正されています。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Impero Inc Classroom Management Software | Impero Software

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#549807
    Impero Education classroom management software vulnerable to remote code execution

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2015.09.10における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 全ての情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが全面的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が全面的に阻害される

Base Score:10.0

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2015-5997
CVE-2015-5998
JVN iPedia