公開日:2022/11/25 最終更新日:2023/01/11

JVNVU#92877622
オムロン製CX-Programmerにおける複数の脆弱性

概要

オムロン株式会社が提供するCX-Programmerには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2022-43508

  • CX-Programmer Ver.9.77およびそれ以前
CVE-2022-43509、CVE-2022-43667
  • CX-Programmer Ver.9.78およびそれ以前
CVE-2023-22277、CVE-2023-22317、CVE-2023-22314
  • CX-Programmer Ver.9.79およびそれ以前

詳細情報

オムロン株式会社が提供するCX-Programmerには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 解放済みメモリの使用(Use-after-free)(CWE-416- CVE-2022-43508、CVE-2023-22277、CVE-2023-22317、CVE-2023-22314
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
  • 境界外書き込み(CWE-787- CVE-2022-43509
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
  • スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121- CVE-2022-43667
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8

想定される影響

細工されたCXPファイルをユーザに開かせることで、情報漏えいが発生したり、任意のコード実行がされたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
本製品におけるアップデートは、Auto Update機能により自動的に適用されるものですが、アップデートが適用されないなどの問題がある場合は、開発者もしくは製品購入元にお問合せください。

詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
オムロン株式会社 該当製品あり 2022/12/22

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-356-04)
    Omron CX-Programmer

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Michael Heinzl 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2022-43508
CVE-2022-43509
CVE-2022-43667
CVE-2023-22277
CVE-2023-22317
CVE-2023-22314
JVN iPedia

更新履歴

2022/12/15
[影響を受けるシステム]、[対策方法]を更新しました
2023/01/11
[影響を受けるシステム]、[詳細情報]、[参考情報]、[関連文書]を更新し、オムロン株式会社のベンダステータスが更新されました