公開日:2014/04/17 最終更新日:2014/04/17

JVNVU#93450631
Openfire にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Openfire には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Openfire 3.9.1 およびそれ以前

詳細情報

Openfire には、圧縮済 XML 要素の処理を適切に制限していないため、サービス運用妨害 (DoS) (CWE-400) の脆弱性が存在します。

想定される影響

細工された XMPP ストリームを処理することで、リソース枯渇攻撃を受ける可能性があります。

対策方法

2014年4月17日現在、対策方法は不明です。
なお、Openfire の開発版においては、対策が行われています。

ワークアラウンドを実施する

次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • XMPP 圧縮を無効に設定する

ベンダ情報

ベンダ リンク
Openfire Project Openfire Server

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#495476
    Openfire contains an uncontrolled resource consumption vulnerability
  2. XMPP Standards Foundation
    Uncontrolled Resource Consumption with XMPP-Layer Compression

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.04.17における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報は漏えいしない
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さは損なわれない
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が全面的に阻害される

Base Score:7.8

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-0360
JVN iPedia