公開日:2020/10/23 最終更新日:2022/10/21

JVNVU#94780329
複数の B. Braun Melsungen 製品に複数の脆弱性

概要

B.Braun Melsungen 株式会社が提供する複数の製品には、複数の脆弱性があります。

影響を受けるシステム

  • SpaceCom バージョン U61 およびそれ以前
  • SpaceCom バージョン L81 およびそれ以前
  • Battery Pack with Wi-Fi バージョン U61 およびそれ以前
  • Battery Pack with Wi-Fi バージョン L81 およびそれ以前
  • Data module compactplus バージョン A10 および A11

詳細情報

B.Braun Melsungen 株式会社が提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 反射型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2020-25158
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:L/A:L 基本値: 7.6
  • オープンリダイレクト (CWE-601) - CVE-2020-25154
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.4
  • XPATH インジェクション (CWE-643) - CVE-2020-25162
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 7.5
  • セッションの固定化 (CWE-384) - CVE-2020-25152
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 7.6
  • Salt を使用しないハッシュ関数の使用 (CWE-759) - CVE-2020-25164
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5
  • 相対的パストラバーサル (CWE-23) - CVE-2020-25150
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:H/A:L 基本値: 7.6
  • デジタル署名の不適切な検証 (CWE-347) - CVE-2020-25166
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:P/AC:H/PR:N/UI:N/S:C/C:N/I:H/A:H 基本値: 6.8
  • 不適切な権限管理 (CWE-269) - CVE-2020-16238
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.7
  • ハードコードされた認証情報の使用 (CWE-798) - CVE-2020-25168
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 3.3
  • デバッグコードの残存 (CWE-489) - CVE-2020-25156
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.2
  • 不適切なアクセス制御 (CWE-284) - CVE-2020-25160
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、管理用 Web インターフェースに任意のスクリプトや HTML が挿入される - CVE-2020-25158
  • 遠隔の第三者によって、ユーザが悪意のあるウェブサイトにリダイレクトされる - CVE-2020-25154
  • 認証されていない遠隔の第三者によって、機微な情報を窃取されたり、権限昇格されたりする - CVE-2020-25162
  • 遠隔の第三者によって、Web セッションを窃取されたり、権限昇格されたりする - CVE-2020-25152
  • ローカルの第三者によって、管理者インターフェースのユーザ認証情報を窃取される - CVE-2020-25164
  • 遠隔のユーザによって、特別に細工されたファイルをアップロードされることで、任意のコマンドを実行される - CVE-2020-25150
  • 当該製品にアクセス可能な第三者によって、機器の改ざんなど可能な悪意のあるファームウェアを生成される - CVE-2020-25166
  • 第三者によって、コマンドラインから基盤の Linux システムに接続後、root 権限に昇格される - CVE-2020-16238
  • 第三者によって、ハードコートされた認証情報をもとに、コマンドラインから機器の Wi-Fi モジュールに接続される - CVE-2020-25168
  • 遠隔の第三者によって、root 権限で機器に接続される - CVE-2020-25156
  • 第三者によって、機器のネットワーク構成情報を窃取されたり、改ざんされたりする - CVE-2020-25160

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
ジェイティ エンジニアリング株式会社 該当製品無し 2020/10/27

参考情報

  1. ICS Medical Advisory (ICSMA-20-296-02)
    B. Braun SpaceCom, Battery Pack SP with Wi-Fi, and Data module compactplus

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

更新履歴

2020/10/27
ジェイティ エンジニアリング株式会社のベンダステータスが更新されました
2022/10/21
[ベンダ情報] を更新しました
2022/10/21
[詳細情報] の誤記を修正しました