公開日:2022/08/17 最終更新日:2022/08/17

JVNVU#96038859
Softing製Secure Integration Serverにおける複数の脆弱性

概要

Softingが提供するSecure Integration Serverには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Secure Integration Server バージョン1.22
  • edgeConnector バージョン3.1
  • edgeAggregator バージョン3.1
  • OPC UA C++ Server SDK バージョン6
  • OPC Suite バージョン5.2
  • uaGate バージョン1.74

詳細情報

Softingが提供するSecure Integration Serverには、複数の脆弱性が存在します。

  • 境界外読み取り (CWE-125) - CVE-2022-1069
  • ファイル検索パスの制御不備 (CWE-427) - CVE-2022-2334
  • 不適切な認証 (CWE-287) - CVE-2022-2336
  • 相対パストラバーサル (CWE-23) - CVE-2022-1373
  • 重要な情報の平文送信 (CWE-319) - CVE-2022-2338
  • NULLポインタ参照 (CWE-476) - CVE-2022-1748、CVE-2022-2337、CVE-2022-2547
  • 整数アンダーフロー (CWE-191) - CVE-2022-2335

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、Content-Lengthヘッダーを細工したパケットを送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2022-1069
  • アプリケーションが検索するdllと同名のファイルを設置され、任意のコードを実行される - CVE-2022-2334
  • 遠隔の第三者によって、デフォルトパスワードを推測され、管理機能を実行される - CVE-2022-2336
  • 管理者権限を持つ遠隔の攻撃者によって、構成の復元機能を利用して細工したzipファイルをアップロードされ、任意のコードを実行される - 2022-1373
  • 隣接するネットワークの第三者によって、ネットワークトラフィックをキャプチャされ、認証情報を窃取される - CVE-2022-2338
  • 遠隔の第三者によって、複数のOPC UAメソッドを呼び出した後、メソッドが終了する前にOPC UAセッションを閉じられ、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2022-1748
  • 遠隔の第三者によって、HTTP URIを細工したパケットを送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2022-2337
  • 遠隔の第三者によって、Content-Typeヘッダーを細工したパケットを送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2022-2547
  • 遠隔の第三者によって、Content-Lengthヘッダーを細工したパケットを送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2022-2335

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-228-04)
    Softing Secure Integration Server

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia