公開日:2021/01/21 最終更新日:2021/01/22

JVNVU#96738752
三菱電機製 MELFA FR シリーズおよび CR シリーズならびに ASSISTA のロボットコントローラにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

三菱電機株式会社が提供する産業用ロボット MELFA FR シリーズおよび CR シリーズならびに協働ロボット ASSISTA のロボットコントローラには、リソース管理の問題 (CWE-399) に起因する、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • MELFA FR シリーズ
  • MELFA CR シリーズ
  • MELFA ASSISTA
各シリーズの型番、コントローラ型式、およびファームウェアバージョンについては、開発者が提供する情報をご確認ください。

詳細情報

三菱電機株式会社が提供する産業用ロボット MELFA FR シリーズおよび CR シリーズならびに協働ロボット ASSISTA のロボットコントローラには、リソース管理の問題 (CWE-399) に起因する、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって短時間に大量に送信されたパケットをロボットコントローラの Ethernet ポートが受信すると、ロボットプログラムの実行および通信がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
また、サービス運用妨害 (DoS) 状態となった際にエラーが発生する場合があります。その場合、復旧にはロボットコントローラの電源再投入が必要です。

対策方法

ワークアラウンドを実施する
開発者によると、対策バージョンがリリースされるまでの間、次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能とのことです。
なお、対策済みバージョンは、近日中にリリースする予定とのことです。

  • 当該製品をインターネットに接続する場合には、ファイアウォールや仮想プライベートネットワーク (VPN) などを使用する
  • 当該製品を LAN 内での使用に限定し、信頼できないネットワークやホストからのアクセスを制限する

詳しくは、開発者が提供する情報を参照してください。

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-021-04)
    Mitsubishi Electric MELFA

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
基本値: 7.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-20586
JVN iPedia

更新履歴

2021/01/22
【参考情報】に ICS Advisory のリンクを追加しました。