公開日:2023/06/30 最終更新日:2023/06/30

JVNVU#97351460
Ovarro製TBox RTUsにおける複数の脆弱性

概要

Ovarroが提供するTBox RTUsには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2023-36607、CVE-2023-36609、CVE-2023-36610、CVE-2023-36611

  • TBox MS-CPU32 1.50.598およびそれ以前のファームウェアバージョン
  • ​TBox MS-CPU32-S2 1.50.598およびそれ以前のファームウェアバージョン
  • ​TBox LT2 1.50.598およびそれ以前のファームウェアバージョン
  • ​TBox TG2 1.50.598およびそれ以前のファームウェアバージョン
  • ​TBox RM2 1.50.598およびそれ以前のファームウェアバージョン
CVE-2023-36608
  • TBox MS-CPU32 1.46から1.50.598までのファームウェアバージョン
  • ​TBox MS-CPU32-S2 1.46から1.50.598までのファームウェアバージョン
  • ​TBox LT2 1.46から1.50.598までのファームウェアバージョン
  • ​TBox TG2 1.46から1.50.598までのファームウェアバージョン
  • ​TBox RM2 1.46から1.50.598までのファームウェアバージョン
CVE-2023-3395
  • ​TBox MS-CPU32 すべてのファームウェアバージョン
  • ​TBox MS-CPU32-S2 すべてのファームウェアバージョン
  • ​TBox LT2 すべてのファームウェアバージョン
  • ​TBox TG2 すべてのファームウェアバージョン
  • ​TBox RM2 すべてのファームウェアバージョン

詳細情報

Ovarroが提供するTBox RTUsには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 権限チェックの欠如 (CWE-862) - CVE-2023-36607
  • 非推奨暗号アルゴリズムの使用 (CWE-327) - CVE-2023-36608
  • 信頼できない制御領域からの機能の組み込み (CWE-829) - CVE-2023-36609
  • エントロピー不足 (CWE-331) - CVE-2023-36610
  • 不適切な認可 (CWE-285) - CVE-2023-36611
  • パスワードの平文保存 (CWE-256) - CVE-2023-3395

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、機微な情報を窃取される - CVE-2023-36607
  • ユーザによって、ハッシュからパスワードを推測される - CVE-2023-36608
  • 高権限ユーザによって、root権限を取得される - CVE-2023-36609
  • 遠隔の第三者によって、総当たり攻撃によりトークンを取得し不正に認証される - CVE-2023-36610
  • ユーザによって、機微な情報を窃取される - CVE-2023-36611
  • ユーザによって、平文保存されたパスワードを窃取される - CVE-2023-3395

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートに加えてワークアラウンドを提供しています。

詳細は、開発者およびCISAが提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Ovarro Customer Support

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-23-180-03
    ​Ovarro TBox RTUs

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia