公開日:2013/10/21 最終更新日:2013/10/21

JVNVU#97653535
Watchguard Extensible Threat Management (XTM) にバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Watchguard Extensible Threat Management (XTM) には、スタックバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Watchguard Extensible Threat Management version 11.7.4 およびそれ以前

詳細情報

Watchguard Extensible Threat Management (XTM) の WGagent プロセスには、受信した cookie の sessionid 値の処理に問題があり、スタックバッファオーバーフロー (CWE-121) の脆弱性が存在します。

なお、仮想アプライアンス環境 (XTMv) では、デフォルト設定で 8080/tcp によるリモート管理が有効になっています。

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品上で任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • アクセスを制限する

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#233990
    Watchguard Extensible Threat Management (XTM) appliance version 11.7.4 contains a buffer overflow vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2013.10.21における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-6021
JVN iPedia