公開日:2012/11/06 最終更新日:2012/11/16

JVNVU#985625
複数の Symantec 製品に脆弱性

概要

Symantec 製の複数のアンチウィルス製品には、CAB ファイルの処理に脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Symantec Endpoint Protection 11.0
  • Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 12.0
  • Symantec AntiVirus Corporate Edition (SAVCE) 10.x
  • Symantec Scan Engine (SSE) 5.2.7.x およびそれ以前
なお、開発者が提供する情報には、以下のように記載されています。

"SSE 5.2.7.x およびそれ以前のバージョンは、すでにライフサイクルが終了しております。また、SAVCE 10.x もライフサイクルが終了しております。"

詳細情報

Symantec 製の複数のアンチウィルス製品には、CAB ファイルの展開時に使用されるコンポーネントに脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、SYSTEM 権限で任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

開発者が公開しているアドバイザリ情報に従って必要な対応を実施してください。

なお、開発者によると、Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.x および Symantec Scan Engine 5.2.7.x はサポート終了しているため、サポート対象となる最新版へのアップデートを推奨しているとのことです。

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#985625
    Symantec Antivirus products fail to properly handle CAB files

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.11.06における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-4953
JVN iPedia

更新履歴

2012/11/12
ベンダ情報にリンクを追加しました。
2012/11/16
影響を受けるシステムと対策方法を更新しました。