公開日:2021/07/02 最終更新日:2021/07/02
JVNVU#98660055
Bachmann Electronic製M1 System Processor Modulesにおける強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性
Bachmann Electronicが提供するM1 System Processor Modulesには強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性が存在します。
- MSYSv1.06.14以降のM-Baseオペレーティングシステムとミドルウェアおよび稼働機器
Bachmannによると、次のM1ハードウェアコントローラーは影響を受けるとのことです。- サポート対象製品:MX207、MX213、MX220、MC206、MC212、MC220、MH230
- サポート終了製品:MC205、MC210、MH212、ME203、CS200、MP213、MP226、MPC240、MPC265、MPC270、MPC293、MPE270、CPC210
Bachmann Electronicが提供するM1 System Processor Modulesには強度が不十分なパスワードハッシュの使用(CWE-916、CVE-2020-16231)が存在します。当該製品では、パスワードハッシュ化にMD5が利用されています。またデフォルト設定である「Security Level 0」は、パスワードハッシュへのアクセスを認証なしで行える可能性があります。
認証されたリモートの攻撃者、または当該機器に物理的にアクセス可能な認証されていない第三者によって、パスワードハッシュを取得され、復号化される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
- バージョン4.49-P1
- バージョン3.95R-P8
最新バージョンにアップデートできない場合、Bachmann Electronicは以下の回避策の適用を推奨しています。
- フィールド操作用のBachmannログインハンドラーで使用するデフォルトのユーザー名とパスワードを更新する
- LDAP、Radiusといったログインハンドラーを独自に実装する
- 当該機器への物理的アクセスを許可された担当者のみに制限する
- セキュリティレベル4に設定をする
ベンダ | リンク |
Bachmann Electronic | Bachmann Customer Information Note (パスワード:_pC5#3fS@Y8s) |
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値:
7.2