公開日:2017/08/31 最終更新日:2017/08/31

JVNVU#98866977
Rufus に更新がセキュアに行われない脆弱性

概要

Akeo Consulting が提供する Rufus は更新の確認や更新データの取得がセキュアに行われていません。結果として、任意のコードが実行される可能性があります。

影響を受けるシステム

  • Akeo Consulting Rufus 2.16

詳細情報

Akeo Consulting が提供する Rufus はアップデートの取得を HTTP 経由で行っています。また、ダウンロードされたアップデートファイルの検証処理において、検証に失敗した場合でも、ユーザは警告を無視してアップデートを実行することが可能です。

想定される影響

中間者 (man-in-the-middle) 攻撃により、任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

2017年8月31日現在、対策方法は不明です。

ワークアラウンドを実施する
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • 当該製品のアップデート機能を使わずに、ウェブブラウザを使って手動でベンダサイトより更新データを取得してアップデートを行う

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#403768
    Akeo Consulting Rufus fails to update itself securely

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L
基本値: 6.3
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P
基本値: 5.8
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-13083
JVN iPedia