公開日:2020/08/07 最終更新日:2020/08/07

JVNVU#99172970
Geutebrück 製 G-Cam および G-Code に OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

Geutebrück 製 G-Cam および G-Code には、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ファームウェアバージョン 1.12.0.25 およびそれ以前
  • ファームウェアバージョン 1.12.13.2 および 1.12.14.5 で動作する以下のエンコーダおよび E2 シリーズカメラモデル
    • G-Code:
      • EEC-2xxx
    • G-Cam :
      • EBC-21xx
      • EFD-22xx
      • ETHC-22xx
      • EWPC-22xx

詳細情報

Geutebrück が提供する G-Cam および G-Code は ネットワークカメラ製品です。G-Cam および G-Code には OS コマンドインジェクションの脆弱性 (CWE-78) が存在します。

想定される影響

認証されたユーザによって、特別に細工された URL コマンドを使用されると、root 権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。
開発者は本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  • ファームウェアバージョン 1.12.0.27

ベンダ情報

ベンダ リンク
Geutebrück Geutebrück website (要ログイン)

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-20-219-03)
    Geutebrück G-Cam and G-Code

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.2
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-16205
JVN iPedia